楢崎古墳

ならさきこふん

更新日
2022/09/11

    1995〜1999年に町教委の実施した発掘調査によって61基の古墳が確認された。古墳群は1号墳の築造を契機に6世紀後半から7世紀中頃にわたって形成されたと考えられ、古墳群の終末期には小型の横穴式石室や竪穴系小石室が築造されている。古墳の中には、礫床上にベンガラを散布したものや、ミニチュアの土師器甕、実用品の煮炊具などが出土したり、犬上川左岸扇状地に多く分布する階段式石室の可能性がある古墳も検出されているなど渡来系氏族との関係が考えられる。
     また、古墳から出土した副葬品の中には、象嵌の施された鞘尻金具や鍍金、銀張りの施された刀装具が複数の古墳で出土しており、犬上川左岸扇状地に分布する古墳群の中ではもっとも豊富な内容を持っている。
    現在、1号墳のみが残されており、古墳公園として整備されている。

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