菅山寺

かんざんじ

更新日
2020/12/25

    大箕(だいき)山中にある、真言宗豊山派の古刹。奈良時代、孝謙天皇の勅を受けた照檀上人が開山、龍頭大箕寺と称し、平安前期に菅原道真が宇多天皇の勅使として入山、3院49坊を建てて大箕山菅山寺と改名しました。
     江戸時代になって徳川家康の強い要望により、鎌倉の中期に専暁上人が唐から持ち帰った教典約7000巻(国宝)のうち、5714巻を芝の増上寺に譲ったことから、徳川幕府から50石の寺領が与えられました。
     明治以降は衰退し無住となったが、大正元年(1912)に保勝会が組織され、残る堂宇の改修と保存がなされています。山門の左右には、菅原道真御手植えと伝えられる樹齢千余年の欅がそびえ(2017年に1本倒れる)、ヒシの自生する池やブナの原生林などの自然に囲まれています。鬱蒼と茂る樹林の間に本堂、護摩堂、経堂、鐘楼などが建ち並び、鎌倉中期の作銘を持つ銅鐘は大正15年(1926)国の重要文化財に指定されています(弘善館で保管)。他にも、本尊の不動明王や十一面観音、木造の狛犬、石灯籠など寺宝は多くあります。大部分は弘善館に安置、保管。
     この寺の伝承では、天女が産んだ男子を寺で養育していましたが、それが菅原道真その人であるといわれています。
     現在は、寺の建物の老朽化が進んで崩れてきていますが、広大な境内を往時をしのびながら散策したり、自然を観察したりできます。

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