今井兼平の墓

いまいかねひらのはか

更新日
2015/07/06

    JR石山駅の北西200m、盛越(もりこし)川のほとりに立つ墓です。
     今井兼平(1152?-84)は木曽義仲(きそよしなか)(1154-84)と乳兄弟にあたる平安時代末期の武将で、木曽の四天王とも呼ばれていた人物です。ここ粟津(あわづ)で義仲とともに戦って悲壮な最期を遂げました。義仲が討たれたことを知ると、自ら刀を口に逆立てて馬から飛び降りたという話は、謡曲(ようきょく)「兼平」の素材となって語られています。
     江戸時代になって、兼平を尊敬した膳所(ぜぜ)藩主本多俊次(ほんだとしつぐ)が墓を建立したと伝えられています。現在の墓は、今井家末裔(まつえい)によって建てられたもので、「今井四郎兼平(いまいしろうかねひら)」と彫られた丸みのある石でできています。

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