中山道磨針峠

なかせんどうすりはりとうげ

更新日
2015/07/02

    中山道は、鳥居本の宿場町から山道を登って江戸へ下っていきました。山道を曲がると急に視界が開け、この峠から眺める琵琶湖や湖東平野の眺めは最高だったといわれます。
     昔、諸国を修行して歩いていた青年僧が、挫折しそうになってこの峠を通りかかった時、斧を石で摺って針にしようとしている老婆の姿にいましめられ、後に弘法大師になったと伝えられています。
     その後、弘法大師が植えたたとされる杉が磨針明神宮(すりばりみょうじんぐう)の社殿前にあり、太いしめなわがはられています。現在、峠より一段高い所にありますが、以前峠はこの杉のすぐ脇を通っていたといわれています。また、杉の真下に「望湖堂(ぼうこどう)」という名の峠の茶店が保存されていましたが、平成3年(1991)に残念にも火災にあい焼失しました。

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