近江商人の町並み(新町通り)

おうみしょうにんのまちなみ(しんまちどおり)

JR近江八幡駅の北方約2km前後の新町周辺は、古い町並みがよく保存されています。国の重要伝統的建造物保存地域。江戸時代末期から明治にかけて建築された商家が整然と残る町並みは、近江商人のふるさととして、その保存運動が展開されています。
 西側に旧西川庄六(しょうろく)宅、森五郎兵衛(ごろべえ)宅、3丁目の京街道筋には旧伴庄右衛門宅などがあります。旧西川利右衛門宅は、町内屈指の八幡商人居宅で、新町通りの町並み景観のもっとも重要な一翼をになっています。もと西村太郎右衛門の屋敷跡にある近江八幡市立資料館には、水郷地帯の農機具・生産器具や古文書などが展示されています。
 八幡商人は、近江商人の中でも最も早い時期に活動し、海外進出を果たしたのもこの地の出身者でした。江戸出店も最も早く、特に西川甚五郎、西川庄六、伴伝兵衛、森五郎兵衞等の八幡商人が活躍しました。新町界隈には、彼らの住居がまとまってよく残っており、景観だけではなく、史跡としても重要なものです。
<重文>旧西川利右衛門宅(旧西川家住宅)
近江八幡の町並みと保存の取り組みについて
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