虎御前山

とらごぜんやま

更新日
2022/10/14

    町の北端にある標高約230mの山。古くは長尾(ながお)山と呼ばれていました。全山に樹林が茂り、周囲は急傾斜で自然の要砦(ようさい)を形作っています。
     戦国時代、織田信長(おだのぶなが)が小谷城の浅井長政(あざいながまさ)を攻めた折、最前線として虎御前城を築き、柴田勝家(しばたかついえ)の陣が置かれました。信長は、3回にわたって砦(とりで)を築かせていますが、砦は小谷城落城の後、すぐに壊されています。
     昔、井筒(いつづ)という泉のほとりに住んでいた娘が、旅の途中に知り合った、世々聞(せせらぎ)という名の若者と愛し合うようになり結婚しました。ところが、顔は人間だが体は蛇という子を一度に15人も産んでしまい、嘆き悲しんだ末に、淵に身を投げて死んでしまったといいます。娘の名を虎姫(とらひめ)といい、この山が虎御前山あるいは虎姫山と呼ばれるようになった由来と伝えられています。
     頂上からは、東に伊吹山、西に琵琶胡が一望できます。

    ●規模
       標高約230m

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