舎那院

しゃないん

更新日
2022/11/09

    長浜八幡宮の隣にある真言宗豊山派の寺です。明治維新の神仏分離までは、八幡宮の別当(神宮寺)とされていました。
     平安時代前期、空海によって開山され、平安中期には源義家が東夷征伐の前に、ここで戦勝祈願を行ったといわれています。その後、戦火のために焼失しましたが、安土桃山時代に豊臣秀吉が再建しました。
     本尊の愛染明王(あいぜんみょうおう)坐像は、躍動感あふれた彩色像で、観音堂の阿弥陀如来坐像とともに、国の重要文化財に指定されています。
     もと陰暦3月に行われていた法華会の本尊だった絹本著色三月経曼茶羅図も国指定の重要文化財です。ほかに、平安時代の素文馨、兆殿筆と伝わる絹本著色十六羅漢像などの寺宝を所有しています。約3300平方メートルの境内には本堂、観音堂、太子堂、地蔵堂、護摩堂などの多くの堂宇が建ち並び、7月下旬から9月にかけて、境内一面に芙蓉の花が咲き揃います。
    <重文>木造愛染明王坐像 木造阿弥陀如来坐像 絹本著色三月経曼茶羅図

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