妙感寺

みょうかんじ

更新日
2020/06/08

    JR三雲駅の南西約2km、町の中央の小高いところにあり、背後には阿星山(あぼしやま)(693.1m)がそびえています。臨済宗妙心寺派。南北朝時代、藤原藤房(ふじわらふじふさ)が出家して開山したと伝えられています。
     閑静な境内には、手入れされた庭や仏殿・庫裏などが落ち着いたたたずまいを見せています。本堂裏からを100mほど登ると、巨大な岩石の中央に地蔵菩薩、両脇に二童子(にどうし)を彫った磨崖地蔵菩薩(まがいじどうぼさつ)があります。地蔵菩薩は、慈愛の喜びを顔一面にたたえた半肉彫の見事な石仏です。像高1.7m、南北朝時代のものです。
     藤原藤房は鎌倉時代末期の公卿で、元弘(げんこう)の乱の謀議が露見したため、後醍醐(ごだいご)天皇の笠置山(かさぎやま)脱出に従いました。藤房はその後出家して、妙感寺を開基。笠置山(かさぎやま)で戦死した人々の霊を慰めるために、この地蔵菩薩を朝夕信仰した、といわれています。

    【●備考
       「近江西国霊場三十三ヶ所」

    所在地
    湖南市三雲1758
    アクセス
    公共交通機関
    JR草津線 「三雲」 下車 車 10分
    JR草津線 「三雲」 下車 バス 10分 妙感寺下車徒歩3分
    名神栗東ICから30分
    駐車場
    普通車 5 台
    料金
    志納
    営業時間
    9:00~17:00
    ウェブサイト
    お問い合わせ

    妙感寺

    TEL
    0748-72-7640