西明禅寺

さいみょうぜんじ

更新日
2022/07/09

    綿向山(わたむきやま)(1110m)の支峰、竜王山(826.3m)の深い緑に包まれてたたずむ臨済宗永源寺派の寺院。奈良時代、土地の人々が姿かたちの美しい綿向山に神が棲むとしてこれを崇め、人々が修行できる寺を建てました。これが、西明禅寺の前身といわれます。戦国時代に村人たちが財を出しあって焼け残った仏像を安置して再興し、永源寺の末寺となりました。 山門をくぐると老樹が覆い茂る中に茅葺きの本堂(観音堂)があり、国指定の重要文化財の本尊十一面観音立像(秘仏)が安置されています。脇に立つ毘沙門天像とともに、平安時代の作です。寺宝としては、鎌倉時代に書き移された大般若経600巻があり、中には宋の国から来た僧侶が書いたものもあります。〈重文〉木造十一面観音立像 平安時代、聖源阿闇梨開基の臨済宗寺院。「北みなみ東の人もただたのめ西あきらけき寺の誓を」

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