葛川息障明王院

かつらがわそくしょうみょうおういん

更新日
2015/06/25

    市の最北部、安曇(あど)川渓谷に沿う葛川集落の中心にあります。天台宗。平安時代初期に、延暦寺の僧であった相応(そうおう)(831-918)が回峰行(かいほうぎょう)の道場として開きました。相応が始めた回峰行とは独特の行で、100日間、1日30km、夜中に山中などを走るというものです。この厳しい行の道場にふさわしく、寺院は老杉が生い茂る深山におおわれており、境内は石垣に苔がむして霊気が漂っています。本堂・庫裏(くり)・護摩堂(ごまどう)・宝物蔵などが立ち並び、重要文化財も保存されています。付近には、相応が滝壺に飛び込んで霊木を引き上げ、不動明王を自ら刻んだという「三(さん)の滝」をはじめ、19の滝があります。拝観を兼ねて、比良(ひら)山登山やハイキング、釣りなどが楽しめます。毎年7月18日に太鼓回しが行われます。
    〈重文〉木造不動明王立像 木造千手観音立像 木造毘沙門天立像 紙本著色光明真言功徳絵詞(3巻)

    所在地
    大津市葛川坊村町155
    アクセス
    駐車場
    普通車 40 台
    大型車 10 台
    お問い合わせ

    葛川息障明王院

    TEL
    077-599-2372
    エリア
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