筒井神社 木地師発祥地

つついじんじゃ きじしはっしょうち

更新日
2016/01/22

    君ケ畑にある大皇器地祖神社(おおきみきじそじんじゃ)と蛭谷(ひるたに)にある筒井神社(つついじんじゃ)は、全国の木地師の発祥地として知られています。
     木地師というのは木地屋とも称し、近世末まで手挽き(二人挽き)・ろくろなどの工具を使って、椀・盆などの木地を造った工人のことです。ろくろ挽きは、平安時代、文徳天皇の第1皇子であった惟喬(これたか)親王が巻物のひもにヒントを得て考えついたといわれています。惟喬親王は都を逃れて、蛭谷・君ケ畑に隠れてこのろくろ挽きの業を土地の人々に伝授したといいます。この縁起により、惟喬親王がろくろ業の祖神として両神社に祀られています。
     蛭谷の筒井神社には木地師資料館があり、木地師の歴史資料が展示されています。記録帳(氏子狩帳(うじこがりちょう)によると、正保4年(1647)から明治15年(1882)までの236年間に、木地師の名が4万9990人記されています。

    所在地
    東近江市蛭谷町176
    お問い合わせ

    (一社)東近江市観光協会

    TEL
    0748-29-3920
    FAX
    0748-29-3922
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