近江孤篷庵

おうみこほうあん

更新日
2023/09/28

    小室(こむろ)城主で、千利休、古田織部とともに日本三大茶人としても名高い小堀遠州(こぼりえんしゅう)(1579-1647)の菩提を弔うために、2代目城主宗慶(そうけい)(正之)が、江戸時代前期、京都大徳寺(だいとくじ)から僧円恵(そうえんけい)を招いて開山した臨済宗大徳寺派の寺。遠州が京都大徳寺に建立した孤篷庵にちなんで、近江孤篷庵としました。小堀家の菩提寺でしたが、江戸時代後期、伏見奉行を勤めていた6代目藩主政方(まさみち)の時に、小堀家改易とともに衰え、明治維新後無住のままに荒廃していました。昭和40年(1965)小堀定泰(こぼりじょうたい)が再建し、「遠州好み」の庭も同時に補修整備されました。
    庭園は、本堂南にある簡素な石組の枯山水と、東に面した池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園があり、県の名勝に指定されています。自然の地形を活かした趣(おもむき)のある設計で、近江八景を模したといわれます。春はツツジ、5月は新緑、秋は紅葉が美しい。

    所在地
    長浜市上野町135
    アクセス
    公共交通機関
    JR北陸本線 「虎姫」 下車 車 15分
    北陸自動車道長浜ICより15分
    駐車場
    普通車 30 台
    大型車 2 台
    料金
    300円
    営業時間
    9:30~16:00 (11月~3月) 早く暗くなりますので、お早めにお越しください。
                     降雪時はお問い合わせください。
    9:00~17:00 (4月~10月)        
    定休日など
    毎年11月16日・17日
    (開山忌法要のため、拝観不可)
    お問い合わせ

    近江孤篷庵

    TEL
    0749-74-2116
    FAX
    0749-74-2116