特別展「奇跡の土ー信楽焼をめぐる三つの景色」展
とくべつてん「きせきのつちーしがらきやきをめぐるみっつのけしき」てん
- 更新日
- 2020/09/30
- 開催期間
- 2020年10月3日(土)〜2020年12月13日(日) 9:30~17:00毎週月曜日休館 (11月23日(月・祝)は開館、翌24日(火)振替休館)
やきものには、窯で焼成する際の土と炎の作用により、素地の色や風合いが変化する「窯変(ようへん)」が現れます。なかでも薪窯焼成がつくりだす焼締陶器ならではの窯変は、日本人独特の感性によって「景色」と呼ばれ、愛好者たちの鑑賞の的となってきました。
独特の窯変が得られる信楽の土は、他に類をみない「奇跡の土」と言われています。信楽地域の古琵琶湖層群からとれる花崗岩由来の白土は長石や石英を多量に含み、コシが強く焼成するとざっくりとした質感と温かみのある色合いが生まれます。現在、信楽では様々な技法が用いられていますが、釉薬を施さない中世以来の「焼締陶器(やきしめとうき)」は、最も信楽の土の魅力を示すやきものといえるでしょう。
陶芸の森では信楽焼を様々な角度から紹介してきましたが、開設30周年を記念する特別展となる
本展では、改めて三つの景色から焼締陶器を見つめます。一つ目の景色では、歴史と風土に育まれながら中世からつくり続けてきた、信楽・瀬戸・常滑・越前・備前・丹波の「日本六古窯」に注目。二つ目の景色からは信楽の焼締陶器とアメリカとの交流史、そして三つ目は新たな焼締めを信楽で探究している現代作家を取り上げます。
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開催地 | 滋賀県立陶芸の森 住所 : 甲賀市信楽町勅旨2188-7 |
アクセス |
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料金 | 一般 700円(560円)/高大生 520円(420円)/中学生以下無料 |
お問い合わせ | (公財)滋賀県陶芸の森 |