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西教寺

 京阪電鉄坂本比叡山口駅の北西約1.5km、比叡山(848.3m)の南東山麓に大きな寺域を持っています。全国に450以上の末寺を持つ天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)の総本山です。寺伝では、聖徳太子(574-622)が創建し、のちに天智天皇(626-671)から西教寺の勅願(ちょくがん)を賜わり、平安時代に延暦寺中興の祖良源(りょうげん)(913-985)が、続いて横川の源信(げんしん)(942-1017)が庵を結んで修行道場としたと伝えられています。その後、長らく荒廃していましたが、室町時代末期に延暦寺で20年間もの修行を積んだ真盛(1443-93)が入寺して再興しました。 当時は、混乱した世相を反映して宗教界全体が大きな転機を迎えていたので、真盛は戒律の厳守と称名念仏(しょうみょうねんぶつ)の励行を唱えました。以来、西教寺は戒律(かいりつ)・念仏(ねんぶつ)の道場となり、現在に至るまで1日も絶えることなく念仏が唱え続けられています。幽玄静寂(ゆうげんせいじゃく)な空気が漂う境内には、念仏と鉦(かね)の音が低く響き渡り、独特の雰囲気が漂います。
 荘厳な風格を誇る本堂、伏見城の遺構を移したという客殿、その内部の狩野派(かのうは)による人物・花鳥襖絵(ふすまえ)など、多くの見所があります。また、戦国時代、織田信長(1534-82)による延暦寺焼き討ちで焼失した後、明智光秀(あけちみつひで)(1528-82)が寺の復興に尽力したことから、境内には、光秀一族の墓もあります。
〈重文〉本堂 客殿 木造阿弥陀如来坐像 木造聖観音立像 木造薬師如来坐像 絹本著色当麻蔓茶羅図 絹本著色阿弥陀如来像(2幅) 絹本著色釈迦如来像 絹本著色天台大師像 絹本著色山王諸神像 紙本著色扇面古写経 絹本著色豊臣秀吉像 後土御門天皇宸翰真盛上人号紙本墨書無量義経疏(3巻) 注大般涅槃経巻第八 色紙金銀箔散法華経(8帖) 石灯籠 鰐口 梵鐘

【西教寺】
 西教寺には、合計4つの庭園があります。庫裏南側・客殿西側・書院南側・書院北側の庭です。それぞれに趣が異なる庭園で見ごたえがあります。
 主なものは庫裏の南側にある枯滝様式の庭園。約2mもある立石を中心に、左右にたくさんの脇石を配置しています。そして、この石組に連なるように沓脱ぎ石、大小の飛び石が非常に豪快に置かれています。全体的に大小のサツキと苔を主体にし、茶庭式露地の感じもします。
 また、これとは対照的なのが客殿西側の庭園です。庭の中央に琵琶湖の池泉を置き、中にのぞき石・浮き石・さらに石橋が架けられていて、柔らかい雰囲気です。池の周囲から裏山にかけてツツジ・サツキの刈り込みがあって、奥行きの演出も巧妙です。どちらも安土・桃山時代から江戸時代にかけての作庭といわれています。

撮影場所

大津市

撮影日

2004年05月

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