鈴鹿山系の麓、四季折々に彩られる深い山々に抱かれた静かな里、鮎河。その深き谷間を縫い湧き出す清水が集まり、清らかなうぐい川の流れとなります。その左右の川辺に植えられた約200本のさくらは、冬の厳しさを耐え抜き、春の訪れの喜びを表すがごとく一斉に開花します。現在、ソメイヨシノ・オオシマザクラ・ボタンザクラ等、鮎河の集落全域で約700本のさくらがあり、鮎河のさくらを守る会、鮎河老人会は鮎河千本桜の実現を夢見て頑張ってさくらの手入れをされています。すっかり名所となったうぐい川の桜、地元住民だけでなく、遠くは県外からも花見客が訪れ、たいへんな賑わいを見せています。
甲賀市
2016年04月
春
13598